文章倉庫

文章の倉庫です。いい文章が書けるようにがんばります。

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書けない?書かない?

最近、書いていない。
何をしているのかといえば、
読んだり、走ったりしている。
もう、それだけで、一日の最後の自分の時間が満たされてしまう。
後は、深い眠り。

書かないのか、それとも書けないのか。

よく分からない。

今までは、書きたくて書きたくてたまらなかったのだけれど、
糸が切れたみたいに、何も思い浮かばない。

こういう状態をスランプと呼ぶのだろうか。
でも、スランプと言えば、継続してすごく調子のいい状態が在るからこそ、であって、
私の場合は、そうではない。
書きたくても書ききれない状態は調子のいい状態とは言えないから。

もう少し、客観的に、文章や、小説を書く方法について勉強したいと思って、読んだ本を紹介いたします。

別に、ベストセラー作家になりたいとか、何とか賞取りたいとか、そういう野望はないのですが。

ちゃんと深く書ける様になりたいものです。

1週間でマスター 小説を書くならこの作品に学べ!―小説のメソッド〈2〉実践編
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奈良 裕明 (2005/05)
雷鳥社

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テーマ:日記 - ジャンル:日記

  1. 2006/05/24(水) 00:22:39|
  2. 私のこと
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

幸福の花

 車内は混雑してきた。会社近くの駅までは約60分。地方都市のベットタウンにある分譲マンションを買ったのは3年前だ。家庭に入ってからすっかり丸くなった妻と、1歳半になる娘の3人暮らしだ。家族との平穏な暮らしと引き換えに、通勤時間は倍なった。往復4時間かかるという職場の同僚と比べたらまだましな方だ。

 吊り革に掴まりながら、車内を見渡す。ドアの側に立っているスーツ姿の男性が、目を閉じ、髭の剃り残しを確かめている。前の座席に座っているOL風の女性は、長い髪で顔を隠し眠っている。電車の揺れに合わせて、彼女の髪も左右に動く。右隣に座っている中年女性はその度に迷惑そうな顔をする。そのまた隣に座る女子高生は、先ほどから携帯をいじっている。彼女の前に立っている同じ制服の二人は友達だろう。何か話している。一人が彼女に話し掛けたが気づかない。あるいは気づかないふりをしているのだろうか。

 朝の車内は、人々の疲労を乗せた空気が重い。誰もがお互いの存在に無頓着だ。

 次の駅で、対向列車とのすれ違いのために数分停車する、というアナウンスが流れる。車窓からは、9階建てのマンションが見える。3階の右から2つ目のベランダでは、主婦が洗濯物を干している。5階の左角では、小さい子供を抱いた女性が子供の手を取って電車に手を振っている。今日は天気がいいからか、マンションの多くのベランダに布団が干されていて、遠目にもにぎやかだ。
 毎日、この数分に私が注目するのは、9階の右角だ。プランターに植えられた色とりどりの花々がベランダの手すりに掛けられている。電車の中から眺めても、その鮮やかさは一際目立っている。一年を通して花の色は変化するが絶えたことがない。趣味にしては念入りな手入れを想像する。きっと、理解のある夫に、まめに家庭のことをこなす凝り性の妻、そして、もしかしたら子供もいるかもしれない。まさに絵に描いた様な明るい家庭、美しい花々・・・・。
 ベランダの花々に映し出される家庭の様子を思い描いているうちに電車は走り始めている、というのがいつものパターンだった。
 しかし、今日はどうしたことだろう。この数年、花のないことのなかった最上階の右角のベランダは、花がないのはおろか、花々の咲き乱れていたプランターさえも取り払われている。
 5階の左角では、相変わらず子供を抱いた女性が私たちを乗せた電車に手を振っている。3階の右から2つ目のベランダの主婦は洗濯干しが終わったらしく、部屋の中に戻ったようだ。今度は直ぐ下の階の主婦が洗濯籠を抱えてベランダに出てきた。
 他の階では普段通りの日常が営まれているというのに、私がいつも注目する9階の右角だけ、突然日常という枠から切り取られてしまったようだ。引越しでもしたのだろうか。
 
 しばらくして、電車が走り始めた。
私はその後も少し気になって、視界から遠ざかる9階建てのマンションを離すまいと視線で追いかけた。

 すると、9階の右角のあの部屋から一人の男が出てきて、ふらふらと、今は花のないベランダの手すりに近寄った。スーツ姿だ。表情は読み取れないが、動きからして覇気がない。出勤前にベランダで煙草でも吸うつもりなのだろうか。
 と、次の瞬間、男は手すりに足を掛け、身を乗り出す。手すりに腰を掛ける。9階。ブランコのように足を振ったかと思うと、足が一番遠くに出たタイミングにあわせて、手すりを握る手に力を込め、その身を空中に放り出した。
 男の体はふわりと浮くと、後は重力に従って放物線を描きながら、落ちる。私は、遠ざかる電車の中から、落下する男の姿を、見て・・・。

 ようやく思い出した。
半年前に会社を首になったことは隠していた。
消費者金融からの脅迫めいた電話は一ヶ月前から毎日続いた。
一昨日、妻が娘を連れて出て行った。


落ちているのは私だ。


つり革に掴まる私の前の座席に座っているOL風の女性が立ち上がると、
私を通り抜け反対側のドアの前に移動した。
私から少し離れて右側に立っていた女子高生の1人の腕がするりと伸び、私をつき抜け、私の左側に立つもう一人の女子高生の肩を叩く。ねえ、宿題やって来た?学校ついたら教えてくれない?

誰からも見えていない。

次の瞬間、目の前には、灰色のコンクリートが迫る。
どすん、と鈍い音が響き、私は・・・。

テーマ:自作小説 - ジャンル:小説・文学

  1. 2006/05/14(日) 02:09:56|
  2. 短編
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7

07. ペット

07. ペット

雌犬だが豪快なのでドンと名づけた。

昨日、避妊手術から帰って来た。

ドン、と呼ぶと、片目を開いてまたすぐ閉じる。

まだ尻尾も振らない。

(64文字)

文章修行家さんに40の短文描写お題

テーマ:お題 - ジャンル:小説・文学

  1. 2006/05/09(火) 21:47:54|
  2. 修行
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:8

『毎日少しずつ進む話。』(5)

 背の高い彼は隣の私に向き直ると、人差し指でトイレの奥の方を指差した。私が振り向いて、奥を覗くと、男性用小便器がずらりと並んでいた。
 すぐには何のことか分からなかった。なぜ女子トイレに男性用が・・・、と頭を振った。と、次の瞬間、はっとした。間違えて男子トイレに入ったのは私である、ということにようやく気がついたのだ。体中の血液が、顔に集まったように、頬が火照り、あたふたし、髪をくしゃくしゃと掻きむしった。

「ごめんなさい!」

と、背の高い彼に叫んだ。彼は、面白い生物でも見るような目つきで私を見下ろし、

「さては酔っ払い?酒くせー。」

と、くくく、と笑った。私は、一目散にトイレを後にした。
息を切らして乗った電車に、彼も乗ったようだった。

 家の近くのA駅に降りると、2両前方から、背の高い彼が降りるのが見えた。私は出来るだけ彼との距離をとりながら、彼が振り返りませんように、と祈りながら歩いた。ひたひたと足音まで忍ばせて。祈りが通じたのかどうかは分からないが、改札を出る頃には、もう彼の姿は見えなかった。
 私はこうして規雄と出会った。

テーマ:自作小説 - ジャンル:小説・文学

  1. 2006/05/08(月) 22:34:36|
  2. 連載
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

『毎日少しずつ進む話。』(4)

すべて吐き出したようなすっきりした気分ではあったけれど、まだ酔いは抜け切らなかった。

個室を出て洗面所の鏡の前に立って口をゆすぎ、化粧を直しながらぼんやりと自分の顔を見ていた。

すると、私の駆け込んだ隣の個室から、背の高い女性が、大きな紙袋を抱えて出てきた。

鏡に映った彼女の姿を眺めていた。

黒のコートに細身のデニム。
キャスケットを目深に被っていて顔の半分は見えない。

彼女は私の隣の洗面台までくると、顎を上げて、鏡を覗いた。
目が合った。

「あ。」

私は小さな悲鳴をあげた。彼女は男性だったのだ。

すらりとした容姿から女性と思い込んでいたのだが、顎に無精ひげが生えていた。

「あ?」

と彼は、低い声で答えた。
彼も、少し驚いたようだった。

トイレには彼と私以外だれもおらず、静かだった。

つづきはこちら

テーマ:自作小説 - ジャンル:小説・文学

  1. 2006/05/08(月) 11:29:33|
  2. 連載
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『毎日少しずつ進む話。』(3)

T駅に着くと、いつもより飲みすぎたせいで気分が悪かった。

終電が近いせいか、人が多い。
コート姿のサラリーマン、白いファーを首に巻いたOL、遊びつかれたようなジーンズ姿のカップル、冬だと言うのに日焼けした肌を晒した女性は高校生だろうか。
様々な人が行き交う。私は、むせ返りそうになるのを堪えながら、改札の近くにあるトイレに慌てて駆け込んだ。

T駅のトイレは汚い。鼻を突くアンモニア臭。トイレットペーパーフォルダーにはトイレットペーパーが備え付けられているのを見たことがない。

しかし、そんなことに気を取られている暇などなかった。

私は、トイレの個室に鍵をかけると、汚らしい便器の中に胃の中のものをすっかり吐き出してしまった。

佐々木の二の腕の弾力と、ポマードの匂いが思い起こされ、またむせ返った。

つづきはこちら

テーマ:自作小説 - ジャンル:小説・文学

  1. 2006/05/07(日) 19:16:17|
  2. 連載
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ほんねころり。

作品ともいえない文章を連ねていると、

少し欲が出てくる。

もっと多くの人に読んでもらいたい、

という欲。

だけど、はたして、

それに耐えうる文章かどうか、

考えてみたりして。

きっとまだだめだ。

アクセスを伸ばす努力をするより、

文章をうまく書く努力をしよう、

と、思います。

雨は上がりました。

走ります。

テーマ:日記 - ジャンル:日記

  1. 2006/05/07(日) 19:04:16|
  2. 私のこと
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  4. | コメント:0

『毎日少しずつ進む話。』(2)

 規雄と出会ったのは、職場の忘年会の帰りだった。

一次会で傘を忘れてきたのを思い出し、取りに戻ってから一足遅れて行った二次会の居酒屋では、不運にも上司の佐々木の隣しか空いてなかった。

禿げ上がった頭部を無理やり隠すようにした不自然な七三は、べったりとポマードで粘り、アルコールと汗に混ざって独特な匂いを放っていた。

六畳程度の座敷に十人ばかりの人間が大きなテーブルを囲んで座った。
佐々木は、狭いことをいいことに、自然さを装いながら、だらしなく弛んだ二の腕を押し付けてきた。
私は佐々木の二の腕にじりじりと押され砂壁と佐々木の間に挟まり、勧められるままにグラスを空けて居心地の悪さを紛らわしていた。

ようやく解放されたのは、午前0時過ぎだった。家までタクシーで送っていくよという佐々木の申し出を固辞して、T駅まで走った。

つづきはこちら

テーマ:自作小説 - ジャンル:小説・文学

  1. 2006/05/07(日) 18:07:52|
  2. 連載
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ジョギング

四月の下旬ぐらいから、ジョギングを始めました。
最近、職場と家の往復で運動不足だったので
何かスポーツ始めたいと思っていたからです。

まず、格好から入りました。
買ったものは、

トレーニングウェア(約2万円)
シューズ(約6千円)
万歩計(約2千円)

3万円近く出費したんだから走らないわけには
いかないよ、という状況に自分を追い込んだわけです。
はじめはジムに通おうかと思っていたので、
それを考えると、安上がりなはず。

走り始めて3日ぐらいは、数十メートル走ると息が切れるし、
足は痛くなるしでしんどかったですが、
今は大分慣れてきました。
息も続くようになって、走っているうちに、
ああ、たのしいなあ、と思える余裕まで
生まれています。

今日は雨で外を走れないので、
家の中で本を読んだり、
文章を書いたりして過ごします。

雨読、とでもいいますか。 

連休がいつまでも続いたらいいのに・・・。
明日からは出勤です。


テーマ:日記 - ジャンル:日記

  1. 2006/05/07(日) 14:48:34|
  2. 私のこと
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  4. | コメント:0

『毎日少しずつ進む話。』

 朝、キッチンでコーヒーを入れながら規雄が
「波子、今週末空いてる?」
と思い出したように尋ねた。
「どうして?」
改まって予定を聞くことは珍しかったので、何か特別なことでもあるのかしら、と思った。
「別に、なんとなく。」
規雄は、再び静かに熱湯を注ぐ。香ばしいコーヒーの香が部屋中に漂う。規雄と私の部屋。もともとは彼の部屋だった。1km離れた私のアパートから、毎日こつこつ蟻のように、自分に必要な荷物を運ぶようになって3ヶ月。殺伐としていた部屋は穏やかに変化した。衣類、食器、読みかけの本、お気に入りのテーブルクロス、カレンダー、靴、歯ブラシ、枕・・・。

 少しずつ私の物が増えた。

 濃いブルーの薄汚れたカーテンを、淡い黄色の薄手のものに変えた時の変化は劇的だった。6畳のリビングは柔らかい光で満ちていた。

「なんだか本当の春みたいだね。」

と、規雄は何度もカーテンを開けたり閉めたりした。

つづきはこちら

テーマ:自作小説 - ジャンル:小説・文学

  1. 2006/05/04(木) 15:16:56|
  2. 連載
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06. 電車

06. 電車

中学の夏休みに、初めて窓際を母に譲った。

母の運転する車が故障した帰り道。

流れる夕暮れの街を眺める母の後姿が、

いつもより小さく見えた。

(66文字)

文章修行家さんに40の短文描写お題

テーマ:つぶやき - ジャンル:小説・文学

  1. 2006/05/04(木) 12:39:11|
  2. 修行
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

プロフィール

Neutron

Author:Neutron
Neutron(ニュートロン)といいます。

お立ち寄りいただきありがとうございます。
小説を書くことで
自分の考えていることや考え方が
皆さんに届いて、共感していただいたり、
感じ取ってもらえる様な作品を書ける様になりたい!
と思っています。
まずは、とりあえず書いてみよう!と思い始めたブログです。
まだまだ未熟ですが・・・。



少しずつですが書き溜めてます。
倉庫目次

お題に沿って、65文字以内で場面を描写する練習をしています。悪戦苦闘中です。
修行目次
未熟者ですがどうぞよろしくお願いします。

※エロ系トラックバックは即効削除します。
お互い労力の無駄です。張らないでください。



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